こんにちは。夜のお仕事の紹介屋さんみずしまです。
今回は最強の神言葉「ありがとう」という言葉についてお話しをします。
今日のお話しは、夜の人間として話しをするのには真面目すぎるくらいの内容になっています。自分でも書いていて、「こんな真面目すぎるのも良くないんじゃないか?」と書くのを迷ったくらいです。
なぜこのたった一言の言葉のためにわざわざブログを書こうと思ったのか。それは、この業界に「ありがとう」と素直に言える人があまりにも少ないと日々感じるからです。
「当たり前」と思うことは「ありがとう」と思うことと一番遠い位置にあることを知る
ありがとうという漢字は「有難う」と書きます。「有るのが難しい」と書いて、有難うという言葉を作っています。
この反対の言葉は何か、それは有るのが簡単。つまり、「当たり前」という言葉です。
僕たちは普段いかにして「当たり前」と思ってしまっているかに、意識をすれば気づくと思います。
・ご飯を食べれることを当たり前
・周りの友達がいるのは当たり前
・学校があるのは当たり前
・コンビニがあるのは当たり前
・タクシーが走っているのは当たり前。
そして
夜のお仕事が稼げるのは当たり前。
「自分は当たり前なんて思っていません。」と言う人がいます。
でも、本当にそうでしょうか。
僕は80人くらいの女の子を担当しています。この数はまだまだ少ない方なのかもしれないですが、それでもありがたいことに毎日のように僕のラインには相談のラインが届きます。
だいたいのラインはこういうものです。
「稼げないです。」
「どっかいいお店ありますか?」
「保証高いところが良いんですけど、どこがありますか?」
僕は自分に相談してくれる子がいることをほんとにありがたいと思っています。なぜなら相談してくれる子がいてくれなかったら、今の僕はないからです。
だから、なるべく彼女たちが求めているお店を提案するように心がけています。
だけど、同時にこう思ったりもするのです。
「お店探すの、何回目なの、、?」
「まだこの間新しいお店に入ったばっかりなのに、どうしてそんなにすぐ諦めるの?」
「保証出るところ、既にお店行きすぎてなくなってるけど、保証が低い案件だと、どうせ考えますって言われるんだろうな、探す時間ももったいないなぁ、、」
だけどそれを伝えたところでただのめんどくさい人と思われるだけです。仕事を頼んで小言を言われるくらいなら、相談するの辞めようってなるに決まってますよね。
だから僕もなかなか思ったことを言いにくいんです。
それに、僕は自分のことも含め、人は簡単に変えられないと思っています。人は、その人が変わりたいと自ら思わない限り変わらないからです。
実は僕自身も、日々変わりたいと思い、高額のセミナーに行ったり、本を読んだりしています。
それでも自分の中に、普段の自分に戻ろうとする、変わるのを嫌がる自分がいて、そいつにいつもの自分に引き戻されそうになるのです。
そもそも人間は変わるのが嫌いな生き物です。
心理学ではホメオスタシスと言われますが、人間は生き延びるために、変化をするのが苦手みたいなのです。それは、今までの生き方で実際に生きてくることができたから、「今まで通りの生き方なら生きていける!」と脳が思っているため、普段の自分と変わらないように、脳が無意識にプログラミングをしているみたいなのです。
だから尚更、本人が変わろうと思ってもいないのに、僕が変えようとしても無駄なのです。なぜならそれは本能的にそうなっているからです。
人が変わるということは、僕も含めてそんな簡単なことではないということですね。
だから、自分が先ほどあげたようなことを思ったとしても、直接その言葉を伝えることは、数年の関係値があって信頼関係がある子は別ですが、ほとんどありません。
そういった子たちに共通しているのは、「夜のお仕事をやったら稼げるのは当たり前」だと、心のどこかで思っていることです。
稼げない理由の大半は、「当たり前」と思っている部分にある
「お客さんが来るのは当たり前。」当たり前だと思っているから、自分を選んでくれたお客さんに感謝ができない。お客さんを回してくれるお店にも当然感謝ができないのです。
感謝ができないと、当然接客にも現れます。
・目を合わせない。
・プレイが雑。
・時短をする。
・裏を引いて、お客さんからお金を搾り取ろうとする。
本人には伝えませんが、お店からリピートNGを食らっている子も実は多いです。
一度辞めたお店に出戻ることは、その子が良い子なら大丈夫なお店がほとんどです。
だけど問い合わせた時にこう言われる事も多い。
「こちらの子は前回うちにいたことがあります。申し訳ありませんが、こちらの子は受け入れ厳しいです。」
おそらく、スカウトのお仕事をやったことのある人なら、誰もが一度はお店から言われた言葉なのではないかなと思います。
そういう子は、悲しいかな。その子がお店にいた時から「早く辞めてほしい。」と思われています。
でもなかなか「あなたクビ!」とはお店も言えません。そこでどうするかというと、その子が自分で辞めてもらうように仕向けるのです。
具体的にはお客さんをつけてもらえなくなります。
だから、お客さんが付かなくなった時はその理由をよく考えた方がいいのです。
お店自体が暇になってしまいお客さんがつかなくなったのか、カラーがそもそもお店と合っていなくて新人期間を過ぎて割引きが利かなくなり、お客さんがつかなくなったのか、それともお店から干されてしまいつかなくなったのか。
つかなくなった理由に、その子自身が気付かないとお店を変えたとしても結局は同じことを繰り返してしまいます。
なぜならその子自身に問題があるからです。
気づかないとどうなるか。
いつまで経っても、「どっかいいお店ないの?」とまるでいいお店がどこもないというような考え方になってしまいます。
「ありがとう」と言う習慣が、自分が稼ぐための近道
こうならないために今からできることは何でしょうか。
それが、「ありがとう」と言う習慣を作ることです。「ありがとう」と言うと今あるものに対して徐々に感謝ができるようになっていきます。
これはすごく大事なことで、人間はこれを意識しないと、無いものに目を向けてしまいます。例えば「私のことなんて誰も分かってくれない。私はいつもひとりぼっち。」というようなことをSNSで呟く人がいます。
でも、ほんとにそうでしょうか。そもそも分かってくれようとしたことがないのはその人自身じゃないでしょうか。
これは、ないものに目を向けている人が言う典型的な特徴です。
あるものに目を向けることができる人は、自分を育ててくれた人だけでなく、日常の些細な出会いにも感謝ができます。
例えばタクシー乗った時も「お兄さん、見つけてくれてありがとうございます!」と言うことができます。
当たり前と思っている人は、タクシーのおじちゃんに暴言を吐いたり、「まじで急いで!!」といきなりタメ語で上からになったりするのです。
稼ぐために必要なことは、こういった日常での出会いにどれだけ感謝ができ、そして「ありがとう」と伝えられるかです。
日常でできないことは本番でもできません。
僕らの夜のお仕事は、普段の日常がスポーツでいう練習試合です。
だからどうしたら稼げるようになるのかという考え方を相手に求めるのではなく、自分自身に向けることによって確実に稼げる人になっていきます。
これは事実です。
そのために日常から「ありがとう」という言葉が出てくるようにまずは意識をしないといけません。
「ありがとう」と自然に言えるようになっていれば、次第に「ありがとう」と思われる数もその分増え、結果的にお金も付いてくるようになります。
「ありがとう」という言葉をお金と同じくらい大切にしていきましょう。
なぜなら「ありがとうの数=自分のところへ入ってくるお金」だからです。