こんにちは、夜のお仕事の紹介屋さんみずしまです。
今回は、夜のお仕事で病んでしまったり、疲れてしまったときの対処法について書いていこうと思います。
最初に、病んでる自分を責めてしまっている人にお伝えしたいのが、夜のお仕事で病んだことがない人はほとんどいないということです。
夜のお仕事が病みやすい理由
⒈ 男の欲望が剥き出しになるのを受け止める必要があるから
なぜ、夜のお仕事は病みやすいのか。
それは人の欲望というものがリアルに見えてしまうからです。
欲というのはもちろん人が生きていくために大事なものです。
人に認められたい。
お金がほしい。
愛してほしい。
人間にはさまざまな欲がありますが、普段はそれを表に見せずに人と関わっていることが多いです。
たとえば好きな人がいて、あまり振り向いてもらえないときに、面と向かって「もっと私を見て!!」と直接言う人はあまりいないでしょう。
だいたいは、ラインを頻繁に返したりだとか、「その人が喜ぶプレゼントは何かな、、?」と考えてプレゼントしてみたり、あるいはボディタッチを増やしたりだとか、このように直接的ではなく、何か違うかたちで表現することによって、「私のことを見てほしい。」とサインを送ることが多いです。
このように欲というのは、隠しながら伝えるということが日常のコミュニケーションでは多いのですが、夜のお仕事ではこの欲というものがあからさまに表れてくるのを見ることになります。
キャバクラでは当たり前のようにアフターで枕を求められ、「枕してくれたらまた指名してあげるよ。」と駆け引きを煽られたりだとか
風俗では、「他の子はエッチさせてくれたよ。君はできないの?」と必要以上のサービスを求められたりだとか
このように男の欲、主に性欲を目の当たりにすることによって(しかも毎日のように)
「男は信じられないな。自分のことしか考えていない。」
と人を信じることができなくなって、それで病んでしまったりするのです。
悲しいことに、これは夜職の仕事柄、受け入れなくてはいけないことです。
⒉ 自分を売る仕事は常にプレッシャーがかかる
もう一つは夜職=自分を売る仕事であるために疲れることが多いです。
自分を売るというのはそもそも大変なことです。
商品を買うとき、皆さんは比較をして買うことが多いのではないでしょうか。
家電量販店で物を買う時、値段や製品のクオリティを見てどれを買おうか、あるいは店員さんの話しを聞いたりして情報を集め、商品毎の比較をした上で買うことがほとんどだと思います。
夜職も同じで、自分と他の人間を比較されます。
他の人間とは、主に同業種の子になりますが、自分のお店の子や他のお店の子と比較をされ、選ばれていかないと稼げるようにはなりません。
それで自分が選ばれず、思うようにお金を稼ぐことができないと自己否定をしてしまい、病んでしまうのです。
暇で稼げないというのは、稼げなくて金銭面的に病む面もありますが、選ばれない自分自身に病むということでもあるのです。
僕も20歳の時に歌舞伎町でホストをやっていたことがあります。
その時はほんとに売れなくて、お店に出勤するのが嫌で嫌で仕方がありませんでした。
売れないから買い出しとか雑用とか裏方のお仕事ばっかりで、先輩のタバコを買いにコンビニに行くとき、コンビニの中で特にタバコ以外買う必要がないのに、コンビニの中で無駄にうろうろして時間を潰したりしてたくらいです。
なんなら、「タバコを買ってこい!」と先輩に言われたら、普通の人は嫌がると思うのですが、僕は嬉しかったです笑 なぜならその時間仕事をサボる事ができるからです。
それくらい僕はホストの仕事が向いてなくて嫌でした。
今考えるとほんとにダサいホストだったなぁと思います。
それでもその時は、「ホストを諦める=自分を諦める事」だと思っていたのと、元々負けず嫌いなのもあり、結局2年も続けてしまいました。
続けたが売れることはなく、お金も稼げず、ご飯はいつもコンビニのカップ麺(トマトチリソース)ばかり、家は月3万の激安家賃のところに住んでいました。
もちろんこの時は自己肯定感も低く、自分のことはモテない男だと思っていました。
女の子にも正直苦手意識があり、大学ではモテ本ばっかり読んでいました。(ほんとにモテないやつ笑)
このように僕は自信がありませんでした。自信はなかったのですが、僕は決して諦めた訳ではありませんでした。
どうしたら売れるのか、もがきにもがきまくっていました。
「いつか稼いでやる!稼いで見返してやる!」
ずっとそんなことを思っていました。
夜職が自分に合わないと思ったら、辞めてもいい
僕もそんなダサい過去があったのですが、今のスカウトマンというお仕事に出会って、人生が激変しました。
スカウトマンというお仕事はホストとは違い、相談に乗るというお仕事がほとんどで、色恋とかモテる必要がなく、信頼されることが一番仕事においては大事でした。
それが僕の性格にマッチしていたこともあり結果を出すことができたのです。
仕事で結果を出せるというのは、それだけ人のためになれたということでもあり、自己肯定感が高まりやすいです。
僕の話しが少し長くなってしまいましたが、女の子の夜のお仕事でも同じように、自分になるべく合っている仕事を選ぶというのがとても大事です。
たまに「風俗の仕事は、なんか自分が堕ちたみたいで嫌だからキャバクラをやっている」という子を見かけますが、そういう子ほど自分が無理していることに見て見ぬふりをして苦しんでいる子が多いように思います。
正直言って、自分がほんとに嫌だなと思う仕事であれば辞めてしまった方がいいです。僕みたいに逃げていいのです。諦めることも時には大事。
逃げて何も悪いことなんてありません。
夜の仕事を辞めて誰か責める人がいるでしょうか。
過去の僕がそうだったように、自分で自分を責めていないですか?
もちろん、お金が必要で夜のお仕事をやっているというのは、この仕事を5年以上もやっているので百も承知です。
僕もお金が第一の理由でした。
ですが、正直な事実を話すと、この仕事が嫌で嫌で仕方がないとずっと言いながら働いている子は、自分のお店が何年経っても決まっていなかったり、自分のお客さんがいなかったり、そして数年経ってもお金がないと言っている子がほとんどなのです。
仮にお金が貯まったとしても、なんか幸せじゃなさそうなんですね。
そんな子たちに言いたいです。
仕事は自分が幸せになるためにある。
自分が幸せになるためには、自分に合った仕事をするというのがとても大事です。
なぜなら人は誰かの役に立っていると自分が感じることで初めて幸せを感じるからです。
わざわざ不幸になるために夜職をやるのは、僕も見ていて悲しい気持ちになります。
別に夜職に向いてる仕事がなかったら夜職をやる必要もない。スカウトマンでこんな事をいうのは少しおかしいかもしれないですが、本心です。
実際相談に来た子で、昼職を勧めた人もいます。
夜職以外にも稼ぐ方法はたくさんあります。
だいたい本を読めばわかりますが、世の中の成功してる人の90%は元々お金がない、あるいは借金などしてマイナススタートの人がほとんどです。
いま自分がお金がないことや、夜職が向いてないと感じていたとしても、自分を責めたり恥じる必要はありません。
逃げていいんです。
人生は有限だし、自分がやりたくないことをやっている暇はありません。
もちろん、夜職を辞めろと言ってるのではありません。
自分が合っている仕事がどうしても夜職の中に見つからなかったら、わざわざ無理して夜職をやる必要はないよということです。
もし自分に夜職で何が向いてるかわからないという人は、ぜひ僕に相談してください。いろんな夜職の人を見ているので、何か参考になる話ができると思います。
夜職で病まないために必要なこと。
それは自分が活躍できる居場所を見つけるということです。
僕はそのお手伝いをしています。それが僕の仕事です。